まいペース日記

たのしいことが一番だ!食べることが大好きな私のただの日記です。

チェ・ゲバラさんの来広当時の発言で。

今日、オバマさんの来広特番の中で知ったのですが。
あ、政治的な内容ではなく、私の性格の話ですのであしからず(笑)

チェ・ゲバラさんは、アルゼンチン生まれでキューバ革命の指導者だそう。

そのチェ・ゲバラさんが昔広島の原爆資料館を訪れて言ったとされる言葉に衝撃を受けました。
「どうして広島はアメリカに怒らないんだ」

これは、オバマさんの来広特番での翻訳です。
ネットに載っている多くは、「どうして日本人はアメリカに原爆投下に対する責任を問わないのだ」と訳しています。

こないだのスナック大阪でも、2月に行ったスナック仙台でも、例の彼に対してどうして怒らないの?悲しくないの?と言われたなぁ。
という内容のお話です(しつこい笑)

私は「そっか、悲しくて怒らないといけない事なのか。」としか感じませんでした。
何がわからないのかさえ、わからなかったんです。

チェ・ゲバラさんの「どうして怒らないんだ」に対しては、「だって、怒ったって何も変わらなくない?それよりも、二度と原爆が投下されないためにどうするかじゃないかな?」と感じました。
起こってしまった原爆投下に対して、悲しみも怒りも感じ切った。過去は変えることができない。

Wikipediaより引用
慰霊碑の石碑前面には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれている。

私の彼に対する感覚もこれか!と思って、衝撃を受けました。
私の恋愛の場合、悲しみも怒りも感じてないじゃないかーい!

スナックで教えてもらった知識で彼と色々お話したけれど、
私の気持ちはその知識に付いていけているのかい?とモヤモヤしはじめました。(やっと!)

きっと今が、めぐさんが言ってたタイミングってやつかも。
「自分の気持ちがわからない」と向き合えるタイミングがやっと来たのかも!
このモヤっとした気持ちを、これから掘り下げていこうと思います。


と思ったのが昨日。
今日、彼に富士登山計画の詳細をメールしました。
遊びに行く計画は、ほぼ私が立ててます。
で、彼からの返信は「今日よかったらご飯食べに行かない?」

以前の私なら、行く行くー( ´ ▽ ` )ノ行ってメールについて説明するー!と準備中の晩御飯をほっぽり出して車を走らせたことでしょう。。
楽しいからいいじゃーんっていう気持ちで。

今日はなぜか、そんな気にならなかったんですよねー。
私にとっては、手塩にかけて作ってる晩御飯を仕上げて、母と美味しいねって食べることの方が重要だった。

自分にとって大切なことに、今まで気付いてあげられてなかったんだなぁ。
不満とか、ほぼなかったもん。というと嘘になりそうですが^^;

前職場で傷ついた出来事をふと思い出しても、以前と感じ方が違って
なんであの時怒ってくれなかったの私!そうだそうだー!!」って思うようになって、ちょっとスッキリした。
(わたしの中の会議。笑)


なんか、思わぬところから触発されて、生活がぐるっと変わりそうな予感。
うわー楽しみー*(^o^)/*




***

さて、幼い頃の平和教育のエピソードを思い出したので、覚書。
とっても長くなるので覚悟して読むべし。


広島には小学生の頃から、あるいは保育園の頃から、平和教育があります。
原爆投下で街がどうなったか、どんな被害があったかを伝えられます。
原爆資料館に社会科見学に行きます。

私が小学生の時、平和学習のなかで
「あなたは、原爆投下についてどう思いますか?」という作文の宿題がありました。
私はお風呂でお父さんに相談しました。
原爆は絶対によくない。アメリカひどい。許せないよね?
お父さんは、私の一方的な意見に反対でした。

「起こってしまったことは、取り消せない。アメリカでは、日本に徹底攻撃することで終戦をもたらしたとの考えもある。
当時の日本の攻撃方法を考えれば一理あるけど、それを疑問視することもできる。
つまり真相はよくわからない。

原爆で失った命もあれば、救われた命もある。
そして、生まれた命もあるのが現実。
まいこも、原爆が落ちなければ生まれなかった命かもしれない。

起きてしまったことを叫び続けるよりも、
二度と同じあやまちを繰り返さない未来を望み続ける。そのための平和教育じゃないだろうか。」

作文にはお父さんの意見を書きました。
小学生の私には難しく、納得できないまま。
先生からのお返事は、そういう考え方もありますね。でした。
当時は、学校はアメリカ許せん! と書いて欲しかったんだな、と思いがっかりしましたが、
いま思うと、私の文章力が乏しくて先生に正しく伝わらなかったんだろうと思います。

当時、絶対の存在だった学校の先生からがっかりなお返事をもらった(私の文章力のせい)体験をしましたが、お父さんの意見は、その後も私の中に在り続けます。

そして昨日、アメリカ大統領に謝罪を求めない、来て頂けることが何よりも嬉しいとおっしゃった被爆者の方々をテレビでみて、涙がでました。
被爆者の方とオバマさんの抱擁にも。

様々な意見がありましょうが、真理や正解じゃなく、いまを大切にしていきたい。

でも、チェ・ゲバラさんの発言を思い返してふと思った。日本がアメリカに対して怒り続けていたら、もしかして今の世界の核保有数は少ないんじゃないだろうか。
もし、のはなしだけど。