まいペース日記

たのしいことが一番だ!食べることが大好きな私のただの日記です。

生乾きの匂い〜憎しみに似た想いをのせて〜

昨日、夫くんと喧嘩したというか、私が一方的に怒った。

情緒不安定なのかもしれない。

 


産婦人科に初めて行った。

超音波は膣内にカメラを入れるもの。

私はあれが本当に嫌いだけど頑張った。

夫くんに手を握ってもらっていると想像して、なんとか耐えた。

嫌な感覚だし、医者の顔の前にお股をおっぴろげているのも屈辱的だ。

私はプライドが高いのだろうか。

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ちょうど排卵日だったらしい。

初日に排卵を確認してもらえるなんてラッキーだ。

今日関係を持ってみてくださいと言われて「わっかりましたー!」とばかりに返事をし、帰って夫くんに伝えた。

病院はとても混んでいて、2時間半ほどでやっと帰れた。

もちろんほとんどが待ち時間だ。

今日は朝から色々あった。疲れた。

 


夕ご飯に間に合わなかったので夫くんに自分で作って食べて欲しい、私は適当に食べるからとLINEで伝えておいた。

明日夫くんは急遽熱を出した同僚に代わって泊まり出勤になったのだ。

申し訳なかったが、2人の子どものための診察だ。

文句も言わずにご飯を作ってくれたが、味噌と冷凍ご飯を切らしていた事でちょっとムスッとしていたように私の目には映った。

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私は昼ごはん用に準備していたカルボナーラを仕上げながら、今日が排卵日である事を話した。

「今日の今日言われても大変だよね〜😅」とか言いながら。

夫くんの反応は「明日仕事じゃなければね💦」だった。

 


その一言で私の精神状態は急変した。

なぜかは自分でもわからなかった。

後から理由をつけてみたし、しっくりくる理由を作ることもできた。

でも当時のことを思い出すと、何故あそこまでガッカリしたのか上手く説明するのは難しい。

夫くんには「排卵日がわかったんだ!やっほー!」と言って欲しかった。

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夫くんの言う事はごもっともだ。

睡眠時間が大切な仕事だ。

安全に働いてもらいたいから、寝てもらわないと困る。

 


では時間を調整すれば良いのでは?

私は子どもが欲しいから仕事を辞めたんだけど?

と言う気持ちは拭えなかった。

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イライラがくすぶる私は、健診が嫌だと訴えた。

医者の顔の前にお股をおっぴろげるのは屈辱的だとか、膣内をカメラでぐりぐりされるのが嫌だとか。

 


夫くんは言い間違えた。

すぐに訂正したが「子どもが欲しいならそのぐらいのことはやらないとね」と。

「そのぐらいのことと言うか、必要なことだよね」と言い直した時には私はプチンと切れていた。

 


それでも冷静なフリをして「じゃあ精液検査やる?」と言うと、「今すぐにはできない」と言っていた。意味がわからなかったが、意味を確かめられる精神状態では無かった。

 


男性の検査はしんどそうだよねと理解を示した上で、女性も辛いよ?と言うに留められた私の精神力は素晴らしいと今でも思っている。

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その後、堪らなくなりコンビニに逃げた。

歩きながらイライラしてブツブツ言いながら、そうだヤケ酒しようと思いつき、幾分か足取りが軽くなった。

もし居酒屋がやっていたら駆け込んでいただろう。コロナめ。

 


家に大人しく帰って風呂に入り髪を乾かしたところで23時。

全然タイミング取れたじゃんと思ったが、私の機嫌は最悪だ。

もっと私が大人なら気を取り直して誘えたかもしれない。私が子どもだけ欲しかったなら誘えたかもしれない。

そして妊娠できたかもしれない。

40歳まであと18ヶ月。

1/18を無駄にした。あとおよそ17回か。

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夫くんがリビング横の寝室に入ったのを確認すると、障子越しにリビングで酒盛りを始めた。

ようやく泣けた。嗚咽が出そうになって慌てて私の部屋に駆け込み、普段開けっ放しの扉を閉めて泣いた。

スッキリしてリビングに戻り2杯目を飲み始めた。

 


0時を超えると、夫くんは障子越しの明かりが気になって眠れないからと自分の部屋に布団を持っていって寝ていた。

私は軽めににらんだ。

やってやったぜと思った。

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翌日、7:30に出かける夫くんを見送らなかった。

布団の中で絶対に見送るもんかと思っていた。

夫くんはいつものように私を起こさないように静かに動いているようだった。

 


ネットで「不妊治療に協力的でない夫」を検索して、そうだそうだと同調した。

夫くんにどうやって思い知らせようかとばかり考えた。

ネットでは散々私の味方のような事を書いてあるが、必ず最後の方に夫の気持ちも考えようと書いてある。

それを読んで嫌な気持ちになったが、何件か読むと気がおさまったのか考えが変わってきた。

 


私が期待しすぎていたのかもしれない。

 


私と同じトーンで夫くんも子どもが欲しい、そのために少しは何かを犠牲にしても良いと考えていると勘違いしていたのかもしれない。

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そして男性とは、女性と違って仕事と家庭を完全に分けて考えているのかもしれない。

「仕事と私、どっちが大事なの!?」よく聞いたセリフで私はこんな事言わないわと思っていたが、今考えているのはこれじゃないだろうか?

 


私は子どもを無事授かれるように好きな仕事を辞めた。

夫くんも1日2日くらい少し寝不足で頑張っても良いんじゃないか?

そんな事すら協力してくれないなら子どもができても私が地獄を見るな、と。

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世の母たちは、もしかしてだけど、そんなことをわかった上で子を授かって産み育て、自分ひとりで子どものこと、家庭のこと、更には夫の教育までもを背負っているのかもしれない。

なんてことだ。。。

 


愕然とした。

親になる準備ができていないのは私の方なのかもしれない。

自信がなくなってくる。

親になるのが怖くなる。

 


私はいま不妊検診をする事さえ迷っている。

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とりあえず洗濯をしないといけない。

小雨が降っているが除湿機が届いているので問題ない。

夫くんの洗濯物だけは外に干しておいた。

生乾きの匂い〜憎しみに似た想いをのせて〜